認知症大国ニッポン~各種認知症に関するデータを紹介

nounow編集部

超高齢社会の日本は認知症大国(イメージ)

日本は20年後に人口の約4割が高齢者となり、認知症患者も800~900万人と予測されるなど、世界で類を見ない異次元に突入します。ここでは、日本の高齢者・認知症関連の統計データや推計をご紹介します。

日本は今後“超・超高齢社会”を迎える

2013年、65歳以上の高齢者数が推計3,186万人となり高齢化率は25.0%を超えました。

20年後には33.4%、2050年には人口の約4割が高齢者になると見込まれています。

高齢化率の推移と推計(厚労省)
(出典)厚生労働省平成27年版高齢社会白書

※高齢化率=総人口における65歳以上の高齢者人口が占める割合。

ちなみに、世界保健機構(WHO)や国連の定義によれば、高齢化率によってその社会の呼称が変わります。

  • 高齢化率が7%を超えると→「高齢化社会」
  • 高齢化率が14%を超えると→「高齢社会」
  • 高齢化率が21%を超えると→「超高齢社会」

日本は1970年に高齢化社会になり、1994年に高齢社会になりました。

2007年には21.5%となって超高齢社会へ突入済みであり、2050年には約4割というから超・超高齢社会を迎えるというべきでしょうか。

認知症大国ニッポンは高齢社会へ(イメージ)
Photo by pixabay

65歳以上人口を支える15~64歳人口は、65歳以上1人あたりで、1950年=12.1人→1970年=9.8人→1990年=5.8人→2010年=2.8人と推移し、2015年現在では2.3人です。これがとうとう10年後の2025年には1.9人と2人を割ることが推計されています。医療や介護の社会保障関連経費の増大も見込まれ、現役世代への重たい負担が懸念されます。

高齢者を支える若者の割合推移と推計(厚労省)
(出典)厚生労働省平成27年版高齢社会白書

認知症大国ニッポン~各種認知症に関するデータを紹介

<高齢者の約15%が認知症に>

厚生労働省によると、国内の認知症の人は462万人となり、高齢者の15%を占めています。また、認知症予備軍といわれる軽度認知障害(MCI)も400万人ほどいるとされています。

認知症施策の現状について(厚労省)
(出典)厚労省/認知症施策の現状について

<2025年には1.5倍増の700万人を超える予測も>

10年後の2025年には、認知症高齢者は700万人を超え、高齢者の5人に1人が認知症になる計算です。

▼各年齢層の認知症有病率が2012年以降一定と仮定した場合
認知症推定患者数(有病率が一定)

▼各年齢層の認知症有病率が2012年以降も上昇すると仮定した場合
認知症推定患者数(有病率が上昇)

(引用)「日本における認知症の高齢者人口の将来推計に関する研究」(平成26年度厚生労働科学研究費補助金特別研究事業九州大学二宮教授)による速報値/上記は、「ADLレベル別にみた認知症患者数の将来推計」

世界の認知症患者の12%を日本が占めている

日本は世界有数の長寿国であり、2013年時点の高齢化率は 25.1%となっています。他国と比較して高い水準を更新していますが、今後、日本の高齢化率はさらに上昇し続けると推計されていることから、認知症有病率は更に上昇していくと予想されます。

世界の高齢化率の推移(厚労省)
(出典)厚生労働省平成27年版高齢社会白書 

日本は世界で最も高齢化が進み、認知症大国でもある「課題先進国」です。日本の高齢化対策・認知症対策を世界が注目しています。

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