ある特定の脳トレが認知症リスクを軽減する

nounow編集部

脳トレゲームをやっている(イメージ)
出典元:pixabay.com

効果がある・ないの論争が絶えない脳トレゲーム。先月、大規模かつ長期的な研究結果が発表され、ある特定のトレーニングに顕著な効果が認められたようです。

脳トレゲームの大規模研究結果

先月、トロントのAlzheimer’s Association International Conferenceにおいて、政府が資金助成するACTIVE(Advanced Cognitive Training for Independent and Vital Elderly)研究の成果が発表されました。

ACTIVEは1998年に開始し、2,832名の健常な高齢者(開始時の平均年齢74歳)が、3つの認知トレーニングの内の1つを受けるまたは全く受けず、その後該当年おきに定期的に評価し、アルツハイマーのリスクを軽減することができるかを調査しました。

結果「Speed training」とよばれる処理速度トレーニング群に割り当てた被験者らにおいて、10年間で認知能力低下または認知症を発現するリスクが33%減少しました。このトレーニングを11セッション以上行ったより積極的な参加者らは、認知機能の低下または認知症の発現リスクが48%低下したことを示しました。尚、他の2つのトレーニング群では有意差はなかったとのことです。

Speed trainingとは?

Speed trainingはDr. Karlene Ballと Dr. Daniel Reenterが開発し、現在はPosit Science社が提供するBrain HQにおいて“Double Decision” としてプレイすることができます。

Breaking News on Brain Training and Dementia(Posit Science社 BrainHQホームページより)

Posit Science社は脳トレゲーム業界において Akili社と並んで コントロールされたランダム化比較試験によるエビデンスを積み重ねてきた業界の雄です。

今回、長期的かつ大規模な研究で効果が明らかになったことでBrainHQの成長に弾みがつくかもしれません。

尚、国内ではネスレ日本が運営する「ネスレウェルネスクラブ」に入会すると BrainHQをプレイすることができます(英語版ならiPhone、androidアプリでプレイ可能)。

脳トレゲームがこうした大規模・長期的で信頼度の高いエビデンスを積み重ね、認知症リスクを軽減する手法として一般化する時代が来ることを期待したいと思います。

出典:http://www.multivu.com/players/English/7865351-aaic-2016-cognitive-training/docs/press-release-1311562930.pdf