睡眠不足は認知症のリスクを高める

nounow編集部

慢性的な睡眠不足は脳の認知機能の低下をまねく猫(イメージ)

睡眠中に脳内の不要な物質が排出されることで脳がスッキリする、という仕組みが分かってきました。慢性的な睡眠不足は、脳のパフォーマンス低下だけではなく、認知症の原因物質の脳内蓄積を助けることに繋がるようです。

なぜ、睡眠不足で脳は働かなくなるのか

何日か睡眠不足が続くと、ぼーっとしたり、うまく頭が働かないと実感することはありませんか?

それもそのはず、睡眠不足が続くと脳内には不要な物質(老廃物)がたまり、脳の活動が低下します。睡眠によって脳内にたまった老廃物が処理され脳機能のパフォーマンスが維持されているのです。

睡眠時に、認知症発症要因物質も排出

無色透明の脳脊髄液(cerebrospinal fluid:CSF)が、睡眠中に脳内に浸透し老廃物を脳外に流しだす“脳内洗浄”の役割を担っていることが、わかってきました。

参照:TED「ジェフ・イリフ: よく眠る事が大切なもう一つの理由」
http://www.ted.com/talks/jeff_iliff_one_more_reason_to_get_a_good_night_s_sleep?language=ja#t-257917

ここで大切なことは、

睡眠中の老廃物の除去作業では、認知症発症の要因とみられているたんぱく質「アミロイドβ」も除去されている、ということです。

睡眠の量質の劣化は、認知症発症リスクに

単に睡眠不足=パフォーマンスの低下を招くだけではなく、慢性的な睡眠不足に陥ってしまうとアミロイドβを含む老廃物を除去しきれずに蓄積の助けとなってしまいます。

アミロイドβを含む老廃物が蓄積している(イメージ)
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また、一連の臨床試験では睡眠の量と質の劣化が、アミロイドβの蓄積量と関係していることがわかったそうです。

適切な睡眠時間は7時間ともいわれています。脳の健康維持のために質の高い適量の睡眠、とったほうがよさそうですね。

(出典)http://www.ted.com/talks/jeff_iliff_one_more_reason_to_get_a_good_night_s_sleep?language=ja#t-257917
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