世界初!金沢大学でレモンバーム抽出物による認知症予防介入試験開始

nounow編集部

レモンバームが認知症予防に良い(イメージ)
出典元:pixabay.com

天然ハーブに含まれるポリフェノール、ロスマリン酸の認知症予防効果について、金沢大学の研究チームが検証を始めました。

能登ロスマリン酸プロジェクト

金沢大学の発表によると、同大学医薬保健研究域医学系脳老化・神経病態学(神経内科学)の山田正仁教授らの研究チームは、認知症予防のための介入試験「地域における主観的認知障害および軽度認知障害の高齢者を対象としたロスマリン酸含有レモンバーム抽出物の認知機能に対する有効性に関する検討」(能登ロスマリン酸認知症予防プロジェクト)を能登の七尾市周辺地域で,2016年7月から開始しました。

ロスマリン酸とはシソ科の植物由来のポリフェノールで高い抗酸化作用があり、特にレモンバームに多く含まれています。レモンバームは、レモンとミントを合わせたさわやかな香りが特徴で古くから長寿のハーブとして重宝されてきました。ハーブティーやポプリにして、香りや効能を気軽に楽しめる身近なハーブでもあります。

山田教授らの研究により、天然ハーブ由来のポリフェノールには、抗酸化作用の他に、アルツハイマー病の脳に蓄積するアミロイドベータの凝集抑制作用があることがわかり、数十種類のポリフェノールを比較したところ、特にロスマリン酸の効果がすぐれていたとされています。

このプロジェクトではレモンバームの抽出物をカプセルにいれた試験食品を使用し、認知症の予防効果を検証します。

金沢大学神経内科HPでは

ロスマリン酸含有ハーブ抽出物による認知症予防介入は世界初、本研究により高齢者の認知症予防効果を示すことができれば、安全で経済性が高い食品化合物による認知症予防法として確立することが期待されます。

としています。

プロジェクトの参加者を募集

金沢大学神経内科ロスマリン酸プロジェクト事務局ではこのレモンバーム抽出物の服用試験の参加・協力者を募集しています。

今までに認知症の診断や治療を受けていない人を対象に年齢や七尾市の会場に通えるなどいくつかの条件があるようです。

説明会の案内など詳細については、金沢大学神経内科HPで紹介されています。
http://neurology.w3.kanazawa-u.ac.jp/resrchwrk/pages/rospro.html

今後のこのプロジェクトの経過が注目されます。

引用:http://www.kanazawa-u.ac.jp/rd/39574
http://neurology.w3.kanazawa-u.ac.jp/resrchwrk/pages/rospro.html