くるみを含むミックスナッツを加えた地中海食が、記憶力低下を防ぐ!

nounow編集部

地中海食の中でもくるみが認知機能向上に効果あり(イメージ)

くるみを含むミックスナッツを加えた地中海食が、記憶力に良い影響があるという研究結果が発表されています。だからといって偏るのではなく、“地中海食パターン”の食事を増やしていきましょう。

地中海食の中で、特に何が認知症予防に効くか?の研究

アルツハイマー型認知症の予防法として名高い「地中海食」(野菜、果物、豆類、シリアル、ナッツ、魚介類、オリーブオイルを多くとり乳製品や肉類は少なめ 食事中に適量の赤ワインをとる食事パターン)。

地中海食が認知症予防に効果的(イメージ)
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昨年、その地中海食の中でも特に「くるみ」を含むミックスナッツが記憶力維持に効果があることを示した研究成果が発表されています。研究対象は、心血管リスクが高いものの認知機能は良好な55~80歳のPREDIMED(Prevencion con Dieta Mediterranea‐地中海食による疾患予防)試験の参加者447人で、試験の開始時と終了時に神経心理学的検査を行ったもの。参加者を以下の3つの食事群に無作為割付しました。

  1. エクストラバージンオリーブオイルを加えた地中海食群
  2. ミックスナッツ(半量がくるみ)を加えた地中海食群
  3. 低脂肪食群

追跡調査の結果

  • ミックスナッツを加えた地中海食を食していたグループで比較的記憶力が有意に維持されていた
  • オリーブオイルを加えた地中海食を食していたグループは前頭葉の認知機能(注意力や実行機能)及び包括的認知力が有意に改善した
  • どのグループでも軽度認知症がみられたが、ミックスナッツのグループが最も少ない8例(7.1%)だった(オリーブオイル追加食群=17例・13.4%、低脂肪食群=12例・12.6%)

とのことで、くるみを含めたナッツ類+地中海食が認知症予防につながる可能性があるという結果が出ました。

注意力や実行機能などの認知機能を改善する可能性があるとされたオリーブオイルとともに、ミックスナッツを日常の食事に加えることは認知機能の維持に有効かもしれません。

くるみ、ナッツ類が認知症予防にいいそのワケ

ナッツ系と合わせた地中海食が認知症予防に効果的(イメージ)
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では、くるみを含めたこのナッツ類の何が認知症予防に効果的だというのでしょうか?

“これらの結果から、くるみを含むナッツを加えた地中海食の摂取は加齢に伴う認知機能障害への対策になる可能性が示唆されます。

地中海食による有益な効果は、ナッツ類のもたらす高い抗酸化・抗炎症作用による可能性が高いと考えられます。特にくるみは酸化を予防するポリフェノール類がきわめて豊富で、神経系の健康を改善することが知られています。

また、くるみはオメガ3脂肪酸の豊富な唯一のナッツ類で、30グラム中にアルファリノレン酸(ALA)が2.5グラム含まれている点にも注目すべきです。”
(引用)カリフォルニアくるみ協会  http://www.californiakurumi.jp/ 

間食に菓子パンではなく、くるみや無塩のミックスナッツを食べる習慣をおすすめします。ただ研究結果が示しているのは「くるみを加えた地中海食がより有効」。くるみを間食で食べるだけではなくやはり地中海食パターンを食習慣にとりいれていきましょう。

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