外国語を習得するとき、脳はどのように活動しているか?

nounow編集部

海外で外国語を学ぶ(イメージ)

外国語を学ぶとき脳がどんな働きをしているのかについて、世界最大の留学学校運営のEFと東京大学大学院が共同研究をはじめました。国内で外国語を学ぶ時と海外で学ぶ時での脳の働きの違いなどの研究も行われるとのこと。

外国語学習時、脳はどうなってる?

外国語を学ぶことは「脳に良い」と様々な書籍などで紹介されています。

では、実際に外国語を学ぶ時に脳はどのように機能しているのでしょうか。

これに関して、東京大学大学院総合文化研究科が、第二言語の習得や第二言語の使用に関係する脳メカニズムを特定するために、留学・語学教育事業を展開する世界最大級の私立教育機関イー・エフ・エデュケーション・ファースト(本社:スイス、以下 EF)と共同研究することを昨年11月に発表しました。

私たちの脳は言語をどのように処理するのでしょうか。また、第一言語と比べると、第二言語を使うとき脳はどのように働いているのでしょう。さらに、海外で言語を学ぶことと、国内で言語を学ぶことでは脳の活動にどのような違いがあるのでしょうか。そうした疑問を明らかにする
―東京大学 大学院総合研究科 相関基礎科学系 酒井 邦嘉(さかい ・くによし)教授
(引用)http://www.c.u-tokyo.ac.jp/info/news/topics/20151112135313.html

脳機能のトレーニングという視点でも期待

発表によると本研究は言語の処理のみならず、第二外国語を学ぶ環境の違いによっての脳の活動についても研究するとあります。研究結果から、より効率的な語学習得法が明らかにされることを期待するとともに、認知機能のトレーニングとして有効な手法なのかどうかも気になるところですね。ちなみにモノリンガルよりもバイリンガルのほうがアルツハイマー病を発症する時期が4~5年遅くなる、という説もあります。

今後は、まず初めに、MRI(核磁気共鳴画像法)の技術を用いて、第二言語の理解ならびに習得中の脳の構造と機能について研究を行う予定です。

EFを通じて国内外で語学学習に取り組む前後で学生たちの脳構造を比較し、第二言語を使用している間の脳機能を調べることで、経験の役割を調査できると考えています。
(引用)http://www.c.u-tokyo.ac.jp/info/news/topics/20151112135313.html

東大と業界最大企業のコラボレーション

今回共同研究のパートナーとなっているEFは、世界53ヵ国以上の国々に500を超える事業拠点及び直営語学学校を擁し、言語教育、留学、オンライン英語学習、ビジネススクールなど、多数の教育プログラムをグローバルに展開している世界最大の私立教育機関です。

EFは今年開催されるリオデジャネイロ・オリンピックおよびパラリンピックの公式語学サプライヤーにも認定され、日本法人は1973年に設立し、日本の語学教育に長く貢献してきました。

研究結果発表が待ち遠しいところです。

(出典)http://www.c.u-tokyo.ac.jp/info/news/topics/20151112135313.html
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